ところ変われば?!

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アラスカへいってきました

4度目となるアラスカにいってきました。
今までフェアバンクスとか、グレーシャーベイとか、アラスカもとても広いので、そのつど少しずつ新しいアラスカを知ることになるのですが、今回はジュノー、シツカ、ケチカンを経て戻ってくる旅でした。
今回の目的の1つはサーモンフィッシング、船の旅、トーテムポールなど。
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フェイスブックで大体の旅の内容を写真アップしているのですが、やはり植物好きの私にとって、感銘を受けたのが、この緯度では世界最大となるレインフォレストの、そのしっとりした鮮やかな緑と赤い樹皮の太い太い幹(Red Cedar)でしょうか。
そしてその太い幹を彫刻したトーテムポールは以前から自分にとってとても気になる存在だったのですが、
今回訪れた町、ケチカンやシツカはトーテムを揚げる文化をもった民族のくらした地域であり、町の一部にトーテムポールが残っていました。
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しかしながら最後に訪れた町、ケチカンにはかつては白人の迫害にあって消え去りゆこうとしているトーテムポール文化を国として保全することになり、あちこちの場所からトーテムが移設された非常に興味深い州立公園がありました。
また、州立公園に配属されている女性スタッフと少し話をして、この公園のトーテムポールについて書かれた本があるということで、家に戻ってそれを読むこともでき、さらにトーテムに対しての興味がわいたのでした。
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当初、トーテムポールはよく他の人種がそのようなものを掲げるときと同様、これらを魔除けのために使っていたのだろうと思っていたのですが、実はそれは間違いで、民族が特に文字を持たない頃、彼らの文化、歴史を子孫に伝えるために造られたものだということです。
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また、のち書物でそれを知ったのですが、トーテムにはよくシャチ、カエル、鳥(ワシ、ワタリガラス)、サンダーバード(雷を起こすと信じられた巨鳥)、ツノザメ、クマ等がえがかれますが、これらはすべて一つ一つの一族の象徴で、部族の社会構造を示しているそうです。
たとえばハイダ部族という一部族の中に生まれた子は必ず母親の一族の象徴を受け継いで、母親がワタリガラスであれば、その子もワタリガラスに、母親がオオカミであれば子もオオカミの一族となるそうです。どの人もすべて母親の族をたどって、自分の系統を知ることができるようになっているのです。
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まさにこれら自然の象徴は、部族の階級制度の表れでもあり、誕生、結婚から死まで、その部族に属している人々どうしでの禁忌や仕事というものもきっちりと決められていたそうです。
たとえばトリンゲット族やハイダ族の男がワタリガラスであれば、その男性はワシかオオカミの女性と結婚しなければならないという決まりがあったそうです。
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韓国で金さんはずっと金さんと結婚しなければならないというような、韓国の強い階級制度、社会制度を学んだ時のことをふと思い返しました。

また、トーテムに描かれているカエルや熊というのは、単なるギリシャ神話のようなお話を語り伝えるだけではなくて、ある人が行った勇敢な行為を記念して、または墓標としてその人を祀るためにつくられたものでもあるそうです。
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また、ワタリガラスやワシ、サンダーバードなど、鳥はみなよく似ていて同じにみえますが、翼を体からはなしてあとから取り付けるのがサンダーバード、体にそって掘りつけるのがワシなどと、きちんとそれぞれの彫刻に決まり事があり、それが理解できるとトーテムの彫刻のどれが何を示しているのかがわかるようになるようです。
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英語の本でもあることながら、トーテムポールに少しでも興味があるならばぜひお勧めの1冊です。私もまだきっちり読みこなせていませんが、もし興味がある人はぜひ。
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by tinbraun2 | 2012-09-17 08:49 | 旅行

自然度たっぷりのアメリカモンタナの大地で起こるいろんな発見をお伝えしていきます
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