ところ変われば?!

カテゴリ:しぜん( 58 )




ビーバーとオオカミのかかわりあい

引き続き、、、国際オオカミシンポジウムから、報告の一つをご紹介します。

今回のテーマは『オオカミとビーバーの関係性』について。
実は国際シンポジウムに行く前に、ミネソタEly という場所にある、国際オオカミセンター(https://www.wolf.org/)というところに立ち寄りました。
その場所で、特別に、世界的にも有名なオオカミキュレーター、ローリーさんにお会いして、展示場からではなく、特別にバックヤードにいれてもらい、オオカミのおりのすぐそば(ローリーさんだけ中にはいっていましたが)でしばらく過ごす時間をいただいたのですが、ここでの細かな話は、また別のお話しとして、、、
その際に、バックヤードでみたのはぎょっとするような凍ったビーバーの死体。
d0122331_13472461.jpg

いままでオオカミというものは、シカ等蹄をもつ、4つ足の動物を主に狩りをして食べると思っていたので、ビーバーを餌として与えているのをしって、野性のオオカミもビーバーをハンティングして食べたりするのだろうか?という疑問がわきました。そこで、ローリーさんに尋ねると、「オオカミは水辺でビーバーが多く生息している場所では、ビーバーを狩って食べます。その詳しい話をしりたければ、オオカミシンポジウムでトムが話ますよ」というお答えをいただきました。
そこで、国際シンポジウムでは、ぜひトムさんのビーバーについてのお話しを聞こうと、心に決めていたのでした。

まず、私が『オオカミがビーバーを狩る』というのをきいて思ったのは、群れで大型動物を倒して食べるオオカミのイメージからはほど遠いということ。
水の中に逃げ込まれたらオオカミが狩るのは難しいだろうということ。大型動物のかわりにビーバーという獲物であれば、かなりたくさん狩りをしないと群れを養うのが難しいのではないかということでした。

シンポジウムのトムさんの話では、「オオカミは水辺の、ビーバ―の生息数の多い地域では、待ち伏せという方法でビーバーを狩っている」ということ。ビーバーは水の中を泳ぐのはとても長けており、いったん水の中に逃げ込んでしまえばオオカミはどうにも太刀打ちできないので、夏の間、ビーバ―が川から上がってきて、川沿いの柳の木等をかじって倒す作業をするところを狙うのだそうです。オオカミといえば、大型の野生動物になるべくこっそり近づいて行って距離を縮め、四方から群れでおいつめていって狩りをするというイメージでしたが、ビーバーがやってくるのをひそかにじっと草の上に伏してまってやってきたら襲うという、どちらかといえば、ネコ科の動物のような根気のいる行動をすることもあるのだなということを知りました。

①冬になると、川は氷が張り、ビーバーが陸上に上がることは少なくなるが、数が多く、陸上では動きの鈍いビーバーは、水辺近くにすむオオカミの夏場の重要な食糧源となっていると考えられるということ。それは糞の分析からも分かっているということ。

②夏場に大型動物は逃げ足も速く捕まえるのには体力を消耗するが、ビーバーを狩ることができる地域に住むオオカミでは、ビーバーを捕食しない場所のオオカミに比べて、子供の数が違うこということから、群れの維持にビーバーからの栄養が役に立っているようだということ。

③夏場にシカではなく、ビーバーを主に捕食することから、シカの個体数が増えることが想定されるけれど、実は夏のビーバーからの栄養のおかげで、オオカミの個体数が反対に増え、シカの個体数は逆に減っているということがわかってきているということ。

④ビーバーはオオカミに自分が狙われていることを知っていて、オオカミのにおいでオオカミを避けようとしているということ、それをさらにオオカミもわかっていて、ビーバーが陸上で行動する約3Mほど風下でビーバーを待ち受けているということがわかってきたということ。約120回のアタックの中で、風下にいたほとんどの場合は、ビーバーの捕食に成功しているようだということ。(失敗はこの中のわずか10回ほどのみ)

⑤大型の動物と違い、ビーバーは獲物としては小型の動物になり、その捕食回数等を知るに必要な骨等の残骸が見つかりづらく、見つける目を持つ人間を養成することがとても大切であり、大変でもあるということ。
等の話がありました。

発表スライドの中には、オオカミが長く長く伏せて待っていたために草が押し倒されて丸く平らになった草の上に、わずかながらに落ちていたビーバーの骨のほんの一部の写真がありました。あんなちょっとの残骸を、くさむらの中から探し出すのはかなり大変だろうということは容易に想像できました。

今、オオカミが1匹一体どれくらいの数のビーバーを食べているのか、ビーバーの個体数はオオカミによる捕食は大きく関係しているのだろうか?
また、オオカミがビーバーを捕食している分、シカの捕食率はそれに比例して少なくなるのだろうか、もしくは変わらないのだろうか? また、シカの生息数に、ビーバーは関係しているのだろうか、していないのだろうか?

そんな事柄をいろいろ明らかにしていこうというこの研究は、少しずつ成果も出始めて、実はビーバーの捕食がシカの個体数の減少につながっているという興味深い結果も出始めてはいるのですが、何せ、残骸がのこりにくいという理由(あごの骨のかけら1つといったようなものでしかない)で、オオカミが待ち受けていた草の倒れている場所をまずは探し出し、その場所に小さなビーバーの骨が落ちてはいないかを見つけ出すという、根気と、熟練の技がいる仕事をなんとかこなしていく必要があること。カメラを仕掛けても、動物がただ目の前を横切るだけではなく、そのカメラに映るなかで、ビーバーの捕食が撮影される必要があるので、カメラがばっちりの位置でなければ役には立たないということなど、研究者の地道な努力も伝わってきました。

このビーバーとオオカミの話は、かなりマニアックなレベルの話に聞こえるかもしれません。
でも、このような研究がほんとうに貴重だと感じたことの一つの理由は、この研究が、生態系の微妙なバランスをとても大切に考えているからです。
もしビーバーがこの地域から突如いなくなってしまったら、この周辺に住むオオカミは、毎日のように大型動物の獲物を狩るのにがんばらないといけないでしょう。
体力をつかって生きていくことになったら、子供の数も減ってしまうかもしれません。十分な栄養を夏に得られなかったオオカミは、冬を生き抜くことも難しくなるかもしれません。オオカミの数が減ったら、シカの数はどうなるでしょうか?
今ここで保たれている生態系のバランスは、一つの事象が変化しただけで、大きく変わってしまうこともあり得るのです。
日本ではシカは人間が狩ってジビエでたべればよいという意見もたくさんあるそうです。でも、人間が狩ったシカは、人間の口にしかはいりません。
他の動物の食べ物にはなりえないのです。オオカミが狩った獲物のおこぼれにあずかる数多くの動物はいません。1頭のシカは、人間が持ち去らなければ、いったいどれほどの野生動物のおなかを満たすことになるのでしょう?

シカという問題を考えるときには、私たちはその背後にある様々なつながりをもっと頭において考える必要があるんじゃないかな?と思います。
たとえばこの、ビーバーとオオカミとのように。

参考までに、トムさんの研究を紹介している記事のウエッブサイトです
1) https://www.nps.gov/rlc/greatlakes/wolves-and-beavers.htm
2) http://queticosuperior.org/blog/uncovering-the-secret-lives-of-wolves
3) http://www.agatemag.com/2018/06/uncovering-the-secret-lives-of-wolves/
4) https://www.youtube.com/watch?v=VlDVC1gdrxU


[PR]



by tinbraun2 | 2018-11-13 01:24 | しぜん

赤ずきんちゃん伝説は本物?


d0122331_14193606.jpg

先日簡単に触れたオオカミシンポジウム、会場は大会場から小会場まで7か所にわかれ、3日にわたり21か国の人々により、ポスター発表も含めて100件以上の発表があったので、もちろん全部を見ること等到底できませんでした。そこで、たまたま見ることができたものの一つに、先日お知らせしたトンプソンの発表もあったのですが、
今回はノルウェー大学の別の発表をご紹介します。

内容は
『赤ずきんちゃん、気を付けて? オオカミは本当に赤ずきんちゃんを襲うか?』というものです。
発信機をつけたオオカミがテリトリーとしている場所をわざわざ歩いて、実際にオオカミと何メートルの近さまで近づき、その近づいた際のオオカミの行動を,森の中を歩きながら記録するというものです。
この調査では、オオカミとの距離が500Mの場所からスタートし、オオカミのいた地点から50Mを通り過ぎ、さらには500mの距離をあるきつづけて、その間のオオカミのとった行動を1分おきに記録し、調査するというものです。

興味深いことに、オオカミたちはこの調査者たちにかなり早い時点で気が付き、調査者たちと遭遇しないように道からそれ、調査者たちが歩きさったあと、数分のちに、その調査者たちの足跡のにおいを確認し、しかしながら調査者にさらに近づくということはせずにその場を離れるという行動をとったということです。
私が一番興味深かったのは、調査者が歩いたあと、遭遇が考えられない程度の時間をすごした後に、かならずオオカミが、調査者の足跡のにおいを確認しに、その場所に戻るということです。つまり、確実にオオカミが調査者に気づいて、その調査者を完全に避けたことがわかります。

つまり、赤ずきんちゃんが来るのをオオカミが待ち受け、たべちゃうぞ~というようなことはなく、反対にオオカミが先に避ける行動をとっているということが確認されたということです。発信機で場所がわかっていることで、わざわざオオカミのいる場所に調査者のほうから近づいて行ったにも関わらず、数回の調査の中で、一度としてオオカミの姿を視認することはできなかったということです。

これはオオカミの発信機からの信号で、オオカミがどのように人間の地点との距離を保つ行動をとったかということがはっきり見える研究で、『森にオオカミがいたら、人が殺される!』というオオカミ再導入に向けての障壁を取り除くことのできる興味深い研究だと思います。
会場からは
①調査者は何人だったか?
②背の低いもの、子供だったらオオカミの態度はちがうだろうか?
などといった質問があり、調査者は、この研究はまだまだ始まったばかりで、まだまだ調査事例が少ない。その上今回は大人2名、ふつうの会話を行いながら歩いたが、これが子どもだったらどうか、大人1名だけだったら違うか?など、まだまだ調査してみたほうがよいという内容がいろいろあると思う。また、世界各国の事例がもっとたくさん集まればなおよいので、協力者を募りたいといった回答がありました。
また、今後は発信機に、オオカミの心拍等を測る機械を取り付けて、オオカミが実際に人間に遭遇した際に、どんな精神状態にあるのかを測定し、そういったオオカミの心理状態も分析できるようにすることで、人間になれているオオカミとそうでないオオカミとの距離の違い等も測ってみたいといった話もありました。
人間でいえば、嘘発見器のようなものをオオカミにとりつけるといったようなことでしょうか?

日本でも今、シカの対策としてオオカミの導入の話がありますが、オオカミへの恐怖心がまず第一の関門かと思います。
この研究の事例がもっともっと集まって、大きな成果となることを期待したいと思います。



[PR]



by tinbraun2 | 2018-10-22 00:08 | しぜん

お久しぶりです

モンタナにやってきて、日本とアメリカをいったりきたりするうちに、なんと10年近くの月日が過ぎました。
最初にこのブログをスタートしたのは、遠くに住む知り合いに近況を伝える目的と、文化が違うとこんなに色々
違うことがあるんだなという思い、新鮮な気持ちや驚きを書き留めておきたいといった、かなり個人的な理由からだったのですが
次第に別のツールを使うようになったことと、さらには自分がその場所に慣れてきたおかげで、いままでびっくりしたり目からうろこだったりした
事柄が、あまり新鮮な驚きをもって映らなくなってきた(メガネが曇ってきた?)ために、なんだか書くことが少なくなってきたというのがもう一つの
理由でもあります。
さて、そんな数年のブランクの間に、7年程の歳月をかけて作ってきた、イエローストーン大生態系に咲く植物の図鑑制作も大詰めを迎えていたのですが、
その本もやっとこさっとここの4月に完成し、出版の運びとなりました。

本の細かな手直し作業に追われる時間がなくなったことで、かなり一息ついてほっとしたというのも理由の一つとなったのですが、突如今回このブログをもういちど少し
書いてみたいと思ったのは、先週会社のツアーの一環で訪れた、ミネソタの国際オオカミシンポジウムにかなりの衝撃を受けたからです。
会場ではアメリカやカナダはもちろん、ヨーロッパやアジアなど各地から人々が訪れ、オオカミという生態系の頂点捕食者と、人間社会に限らないその他の野生動物との関係性や、生態など等、実に様々な視点から研究調査発表がなされていました。
実は今回ツアーに同行していた日本からの参加者は、1名がポスターセッション、2名が口頭発表で日本のオオカミの現状について報告したのですが、実をいうと21か国もの国々が集まるなかで、オオカミが不在であったのは日本だけだったようでした。
もちろんどこの国にも、まだ赤ずきんちゃんから続く、オオカミに対する不信、反対意見、恐怖心というものは全くないわけではないようですが、報告されていた事柄からは、マイナス面ではなくむしろ生態系の頂点捕食者がいることでもたらされる豊かさのほうを強く感じられました。

カナダのトンプソンという町は、ネイティブもたくさん暮らす町で、ネイティブたちのオオカミを尊敬する文化がそのまま残り、
オオカミをハンティングするという経験のなかった町だったそうですが、この町は今オオカミの首都wolf capitalを名乗って、近くのチャーチルという場所が氷が接岸する11月までの間に、ホッキョクグマもオオカミと共にみられるということで、観光客をよびこもうと積極的に動いているそうです。
そんなトンプソンの町の人に聞くと、人々はオオカミに対してまったく恐怖心というものを抱いていない、むしろ共存するに喜ばしい素晴らしい動物として受け止めているということでした。
今日本では野生動物に対して毎年のように様々なニュースが流れています。農作物の被害が甚大であるということ、野生動物たちが里に下りてきて困るということ。そんなニュースを見るたびに、日本の人々は今、野性動物とどうやって共存すべきなのかが分からなくなっているように感じます。
そんな大きな日本の人々の野生動物に対してのイメージと、会場での人々とのギャップを強く感じつつミネソタから戻ってきたとたん、
昨日、NHKで野生動物についてのニュースが全国的に放映されているのを見て、特にそのタイトルに愕然としました。
『身近に迫る野生動物の危険』というものです。http://jcc.jp/news/14005033/

内容は、野生動物がどんどん地方だけでなく近くに迫ってきているので、シカからはマダニを媒介した病気が人間にうつる危険、そのほか野生動物と遭遇する危険、農作物被害の危険等が迫っているというものです。そしてそうした野生動物を追い払うために、一部地域では、農作物被害対策として凶暴な顔をしたオオカミ型ロボットが導入されているとのこと。
映像の一番最初は、車で夜間走っていたところ、山口県下関市で、目の前にシカの群れが飛んで横切りびっくりするという映像と、北海道日高町で、急ブレーキを踏んだが間に合わず、熊に衝突するというものです。
モンタナでは車道で鹿の群れに遭遇するのはむしろ普通のことですし、熊は、車に衝突されてむしろかわいそうに見えました。。
が、これが、『身近に迫る野生動物の危険』というニュースのトップ映像なのです。

このような内容が全国レベルで、それもNHKが報道しているということに脅威を感じます。
このニュースからは、里に下りてきた野生動物がただただ危険であるという情報しか伝わってきません。
これらの野生動物がどうして山から下りてこざるを得ないのか、その背景や問題点を伝えることが一番重要なのではないのでしょうか?
そして、どうしたらそのような野生動物と一緒に私たちはうまくやっていくことができるのかという問いかけと。

人間は地球の中心ではないこと。人間だけが地球に暮らしている生き物なのではないということ。
野生動物と共に暮らしているということを忘れているということを、日本の人々はもう一度考え直す時代に来ているのだと強く感じます。




[PR]



by tinbraun2 | 2018-10-16 08:04 | しぜん

ツリーハウス

子ザル君の念願だったツリーハウスを庭に作ろうという計画が数か月前からもちあがり、場所はヤナギの木の下ということで決まっていたのですが、地面がまだ凍っているような寒い雪の残る庭でのツリーハウス作りは楽しくないからとしばし見送りになっていたのですが、こちらも春、突如毎日あたたかくなり、雪もすっかりとけて、チューリップの葉も出始めました。春です!

そこで昨日、この暖かな好き日をツリーハウス造りのスタートにとはじまりました。
当初私はもし作るのであればきちんとした基礎をつくって木のまわりを丸く囲んだベンチ状のものをつくり
それに壁をつけるといったイメージをもっていたのですが、夫はロープと、数年前に生け花展をアテンドしたときの残りの竹で支柱にしたらといい、私はそのイメージがさっぱりわからず。。。で、簡単にできるというのであればそれでもよいのでは?と夫の計画にゆだねることになりました。

で、できあがったものは、まだ家とは呼べる代物ではなく、まるで京都の川床のようなもの。
でもそれなり頑丈にできあがって、子ザル君はすでに大喜び。
d0122331_10381719.jpg

これの上にもっと枝なりなんなりを編み上げていけば、かなり基地的なものになるでしょう。。。
広い庭が当たり前のモンタナ、我が家の庭に公園のような滑り台やらがある家も、人ひとりが住めるような大きさのツリーハウスがある家も珍しくはありません。ある意味庭付き一戸建てが夢物語みたいな日本では考えられないようなぜいたくなお話。我が家も家は広くないものの庭はずいぶん広くて走り回れるだけの広さが十分あるのがうれしい話なのです。
[PR]



by tinbraun2 | 2013-04-02 10:45 | しぜん

今度はグースカラント

我が家の庭に植えたカラントが鈴なりになっている話は前回お話した通りですが、先に収穫したブラックカラントはいかにも体によさそうな酸っぱい味があまり評判よくなく…それだけでなく、もう少しか????と煮詰めすぎたせいなのか、少しジャムといっても固めの仕上がりでよけいに口どけよろしからず…。。
で、今回はグースカラントがもうそれはもう鈴なりになって、枝が重さですべて垂れ下がってよろよろしているほどだったのを、頑張って収穫しました。子ザル君は以前ほどあまり乗り気でなく、私がカラント収穫を誘うと、ゲームだったかテレビだったかをみていた子ザル君「やりたくない」の冷たい返答。
「つまんないの、こんないいお天気の日に家の中にいてテレビとか見てるほうがいいだなんて子供は…、きっと収穫したら楽しいのに!」というと、「えーママ、やってほしいの?悲しいわけ?」などと生意気な口。
「もういい、別に頼まないし」と、勝手に外に出るとなんか気になったようで、後から遅れてサンダル履きででてきて、私の横で手伝いはじめました。で、やり始めるともう、ブラックカラントよりも実が大きいせいもあるのでしょうけれど。。もう手に余るほどいっぱいいっぱい取れたのでした。
d0122331_1512336.jpg

これでまずい仕上がりじゃあつまんないなあ…。とおもいつつ、今回はもう少し調べてから作ってみようとネットで調べてみましたが、別段特別なアドバイスは書いておらず。。
たしかイギリス人の女性が、グースカラントはイギリスではどこの庭でも収穫して、ジャムにしているといっていたはず。(なので、グースカラントだけは葉っぱをみても間違いなく同定できるとの話でした。)
ではきっとうまく作りさえすればジャムはおいしいはず。。
今度はそれほど酸味が強い味ももともとしない…というより、ブドウのようなでも甘さは微妙な感じの実であります。果実だけでだべてもそれなりに食べられる味です。食べ比べてみると、熟れた紫の実よりも緑のわかい実のほうがおいしいような。。。

とりあえず今回も30%からスタートし、もしもあまみが足りないようなら10%途中で増やすことにしました。
d0122331_1572487.jpg

始めた途端、砂糖が実に絡み合って、まるで宝石みたいに輝きはじめ、なんだかうまくいきそうな気分がしてきました。
途中で数度味見をしてみましたが、30%で十分甘く、問題なし。レモン果汁を加えてちょうどよいおいしさです。インターネットで調べてみたらば、果実は皮をこすように、書いていなかったのですが、口に引っかかるような硬さが。。
で、思い切ってざるでこしてみるかどうか考えたのですが、皮にへばりついている果実の粘り気がもったいないきがして、結局もう少し煮詰めてみることに。。
するとジャムは次第に粘りけをまし、色はどんどん濃い赤色に変わって、なんともよい感じになったのでした。
ウエッブサイトでは「冷凍庫にいれておいたソースパンにジャムをいれて、しわができるならOKのサイン」しわ??がわかりませんでしたが、どうやら、すーっと筋をひいたらできる線のことだったのかも。。とりあえずしわはできないけれど、線が書けるくらいで火をとめると、なかなか上出来のとってもいいしいジャムができたのでした。ヨーグルトに最高!
d0122331_15181844.jpg

子ザル君はブラックカラントのときは一口で「いらない」と言い放ったのですが、今回のカラントは大興奮。おいしいおいしいといったのち、最近いったばかりの「ファーマーズマーケットに売りにいってはどうか?」とまで。
さっそく自分の部屋に、なぜか醤油とともに並べてお店やさんをはじめたのでありました。
子ザル君はたまに店主、たまにお客。
写真は子ザル君お客さんで物色中の図です。
d0122331_15174113.jpg

彼の値札はジャム1ビン8ドル。
さて、ホントのファーマーズマーケットだったらうれたでありましょうか?これいかに!?
d0122331_15163080.jpg

[PR]



by tinbraun2 | 2012-08-20 15:22 | しぜん

カラント

おととしの秋に、1㎝にも満たない幅、ひょろひょろした苗を植えたカラント(スグリ)が、もう今年には茂って茂って、ちょっと植栽の幅が足りなかったか…というほどの大きさに成長して、たわわに実をつけています。
去年少しついた実をためしに食べてみたら、ぜんぜんおいしくなくて、食べることのできない実か…と思ったのですが、よく考えれば、黒スグリのパイって、ピーターラビットのお話にでてきたなあ。。。
ということで、今年はせっかくなので、このスグリでジャムをつくってみようと、昨日収穫してみました。
d0122331_5464885.jpg

子ザル君は収穫するのに、大はりきりだったのに、地面にいっぱいありがいることが分かった途端大きく尻込み。でも、私がやり始めると、少し気を取り直してはじめたのですが、途中でとげに腕を引っかかれ、もうやめるーと途中放棄。
写真は放棄する少し前のもの。
d0122331_5482077.jpg

(このざるの中身は子ザル君だけでとったのではないんです)
実はもう一つ、グースカラントという実もいっぱいたわわに実っているのですが、それは少しまだわかすぎて、緑色、ブラックカラントは少し渇き始めているようで、少しお年寄りすぎ、、、と、収穫に抜群のタイミングではない気がするのですが。

とりあえず今日お砂糖をたして、ジャムにしようとしているところです。お味のほどはいかに?
またうまくいけば?報告しますー。
d0122331_5505587.jpg

[PR]



by tinbraun2 | 2012-08-10 05:52 | しぜん

いかにもこれはモンタナらしく

先週の日曜日、農業のお祭りがありました。実は夫がアルパカ1頭分の毛皮を購入(これはまた別の話にて)したため、その毛皮を受け取るために、そこに出店しているお店のご主人に会いに出かけたのでした。そのお祭りは毎年この時期開催されているそうなのですが、行ったのは初めてだったのです。アルパカ店主は子供のためのPetting Zoo(小動物を触れるミニ動物園のようなもの)を開催しており、小さなウサギなどに子ザル君は大喜び…。
d0122331_1233590.jpg
さて、私はとりあえずこのアルパカの毛皮を受け取るべく、店主をさがしたのですが、どこにもおられず、聞くと「予定になかったハプニングで、突然ヤギのお産がはじまって裏にとめているトレーラーでヤギの面倒を見てると。そりゃ大変だといっているところに、店主がもどってきて『1匹目が無事生まれた。こ2匹目がいる様子、ヤギの出産をみますか?』との話。子ザル君にとっては動物の出産シーンなど初めてのこと。思いがけないハプニングに大興奮。トレーラーの窓を覗き込み、静かにしてくださいといわれたことをほかに次々とやってくる人々に大声で伝えつつ(笑)延々1時間以上見つめたのでした。
d0122331_12334964.jpg

2匹目の子ヤギは私たちが見つめること10分の程度ですぐに思いのほかにするりと産み落とされたのでしたが、
d0122331_12341913.jpg
その後も親のヤギの後産の終わりきらない残りものが下がっているのを、まだ次の子ヤギが生まれるものだと思い込み、さらにずっと観察をつづけたために長丁場となったのでしたが。
d0122331_12344594.jpg

さて、そんな長いヤギの出産シーンを見つめたのち、さあ思いのほかに長丁場になった、もうそろそろ帰ろうか…と思い隣のブースをみると何かしら人だかりが。。
みれば大きな乳牛。ジャージー牛のミルク絞りコーナーなのでした。
d0122331_12351266.jpg

これはいかない法はないと、いって並んでみたらば、みんな乳しぼり体験ができるとか。毎日飲むミルクがこんな牛からくることも、近頃わかりにくくなりつつあるので、子ザル君にはよい経験になるであろうと列に並んでみれば、子ザル君はえらくまじめに牛のお乳を搾り、
d0122331_12353978.jpg
「ミルクは暖かかった」というのが感想だったのでありました。大人も子供もみんな列を成し、牛のほうが人口より多いモンタナですら、乳搾りは意外にしたことがない人が多いのだなあと思ったのでした。

ではそろそろ本当に帰ろうかと、隣の建物にあったトイレに手を洗いにいくと、なんとまたその建物の横で人だかり。今度は何かと思えば、今私が購入したアルパカと同じように、羊の毛皮の毛刈りのデモンストレーション。アルパカの毛皮がどんな風に刈り取られたのか、子ザル君に見せるよいチャンスかと、これも結局立ち止まり、おしゃべりなおじいさんの話を交えつつの毛皮の刈り取りシーンを最後までみたのでした。
d0122331_1236785.jpg

おじいさんによると、この毛皮の刈り取り道具だけでも1000ドルするとか。
羊はどうしてなのかおじいさんの片足を前足のあいだに入れ込むだけで前足後ろ足を突き出したような不自然な態勢にも関わらず動きを止めるのでした。
筋肉との関連なのか?!どうしてあの羊はあんなに動かないのか?!
とても不思議なことながら、おとなしい羊は次第に丸裸にされていったのでした。
d0122331_12363281.jpg

さてさて、何をしているのか何も考えずにたちよったこのお祭り、思った以上に内容が濃くて、
今の日本人ではなかなか知りえないような事ばかりを体験できた、まさに田舎ならではお祭りだったのであります。

気が付けば4時間もこのお祭り会場で過ごしておりました。
疲れたけどなかなか充実の1日。
子ザル君の感想としては「あの羊はほんとにかわいそうだった」との話。
アメリカの羊は毛皮だけのために育てられることは少なく、毛皮を刈り取られると、肉やに買い取られるのが通常だそうで…。それを考えたらホントに人間ってやりたい放題、ひどいよねえ…と思うのであります。
[PR]



by tinbraun2 | 2012-05-02 12:48 | しぜん

日本の春と赤さかな

いつも3月末には戻ることの多かった日本だけど、今年は4月までいることで、桜の開花を見ることができた。
d0122331_19165937.jpg

桜の開花だけでなく、道端の草も、タネツケバナやオオイヌノフグリくらいしかみられなかったのを、庭の白梅と紅梅が一気に膨らむと同時に山茱萸も黄色の鮮やかさをまして、ああきれいな庭だなあ…と思っていたらば近所で沈丁花が香りはじめ、レンギョウが咲き始めた。そして一気に先週の暖かさとともに、桜がドバっと咲いて、今はもう庭の梅はほぼ散って、山茱萸も色がわるくなり、と思うと、近所ではハナニラが今は盛りを迎えて、ムラサキケマンもきれいに咲き始めている。
d0122331_1930482.jpg

日本の春はモンタナと違って、少しずつやってくるイメージだったけど、今年は寒いのが続いたせいか、なんだかモンタナの春のようにドバっときた感じ。
今日の雨が昨日満開だった桜も散らせるか…?
なんだか日本の春の景色が久しぶりだったので、桜が散るのが人一倍惜しい気分がする。
d0122331_1914503.jpg

先日のお寺では庭の一画にショウジョウバカマがあいらしい花をつけていた。
昨日は今はもう空き地となっている場所で、かつて家の庭の花として植わっていたのだろう、ラッパズイセンが雑草のはびこる中で勢いのよいオレンジと黄色の派手な顔をこちらに向け、その横にはバイモがいっぱい蔓を利用してお互いを支えあい、負けじと背比べをしていた。
d0122331_1931916.jpg

そんな季節が移ろい行く中で、近所の大学生の卒業式があって多くの袴姿が見られたかと思えば、つい先日は同じ大学に、新入生が入ったのがなぜだかわかる、新しさとにぎわいがみられた。
子ザル君が通っているプールのお友達も、幼稚園の入園時期を迎えた。その新しい変化への親も子も持つドキドキ、期待、不安…これってほんとに春ならではの日本の景色だなあ。

アメリカにはランドセルもなければ制服もないところがほとんどだし、おまけに秋が入学式。
最近大学が、秋入学を考えているようだけど、やっぱり春は卒業と入学、別れと出逢いの季節…というのが日本の文化イメージな気がする。サクラと緊張した新入生たち…の景色。

子ザル君もホントは今年からぴっかぴっかの幼稚園生のはずだけど、そうじゃないのはなんだか少しさみしい気がするのは、私がそんなイメージを刷新できない旧体制の頭だから?!

とりあえず子ザル君も、ずっと日本で通っているプールでは、両親と一緒にスイミングを習うコースにはもう入れてもらえず、この4月から一人で先生にならう幼児コース、つまりちょっぴり大人の仲間入り。
最初は級がないのだけれど、進級すると「あかさかな」さんになるときいて、金魚のようなかわいい魚を想像していたらば、先日進級したらばそれはカジキマグロだったのです。
d0122331_19162477.jpg


イメージもいろいろ…。
春もそれぞれの春か…?!
[PR]



by tinbraun2 | 2012-04-13 19:17 | しぜん

ノーザンフリッカー(ハシボソキツツキ)

今年のモンタナは、本当に雪が少なくて、暖か(といってもいつもに比較してということだと思うけど)です。
庭の雪も、いつもなら根雪状態ですが、地面が見えたり隠れたりが続いています
庭の鳥たちも、例年なら、スズメとかが集団で暖をとっている姿が5月近くまで続くだけなのに、今年はもう、結構いろんな鳥がちらちらと姿を見せています。

我が家にはキジもやってきたりしているのですが、最近ときどき見かけるのがキツツキの仲間。
フリッカーです。和名を調べたら、ハシボソキツツキというそうですが。
d0122331_2193714.jpg

いつも枝のむこうがわにちらちらと動いて写真チャンスをゲットできないところが、今日はたまたま写真を撮影できるチャンスを得たので、ご紹介。


ちなみにオレンジ色の鮮やかなのが先にやってきていた、オスのフリッカー。
顎のあたりに黒い線があって、それがひげのように見えるのがオスの特徴というのですが、このオスはあまり黒いひげが目立たないようですが。普段は警戒心が強くて、なかなか木の周辺や枝の隙間から出てこないのですが、今日は決心してエサ台までやってきました。
d0122331_2202855.jpg


その後にやってきたフリッカー。明らかに色がぼんやりとしているので、メスだというのがわかります。
こちらは何かを警戒して、枝の周辺でうろついたあと、飛んでいってしまったので、全体像がうつりませんでしたが、確実に顔立ちもメスらしい感じです。
d0122331_2204827.jpg

この辺をテリトリーとしているメスとオスなのでしょう。
春の訪れを感じるひと時なのでした。
[PR]



by tinbraun2 | 2012-02-27 02:20 | しぜん

BANFF

バンフマウンテンフィルムフェスティバルが金曜土曜2日続きであり、みてきました。
これは山や自然がテーマの冒険ドキュメンタリー映画の作品集です。毎年カナダのバンフにて10月に開催される映画のコンクールで最優秀作品などの受賞作品が毎年各国を巡回しています。去年もボーズマンで開催された作品の中には、日本の映画も混じっていたそうですが、今年はアメリカとカナダの作品が主流を占めていました。調べてみると、日本でも最近毎年のように各地で開催されているようですので、興味のある人はいってみられたらどうでしょう?(情報はコチラ⇒http://www.banff.jp/)

とりあえず山や川などを舞台にスキー、スノボー、マウンテンバイク、パラグライダー、カヤック、スラックライン…などなど、数々の冒険が繰り広げられるのですが。

なかでもスラックライン(つまりは綱渡りなのですけど)の冒険野郎は、日本のバラエティいでも紹介されたことがある人らしく、映画のひとこまに日本のテレビ映像も少し流れて爆笑していました。高い山のてっぺんとてっぺんをつないで、命綱もつけずにその間を素っ裸で渡りきるという彼の技はほんとうにすっごい!!の一言に尽きるし、まさに映画の中でもいわれていたのですが「彼には恐怖心が全くない」様子。
しかしながらこういう人は落ちてしんだら「ああ、やっぱり、最後はそういうことになるとおもった」といわれるタイプの人なのです。

アフリカのナイル川のコンゴ周辺流域は岩も露出し急流で、途中カバに遭遇したり、ワニがいたり…と、野生動物の宝庫であるアフリカでは、そんな危険もはらんでいるのですが、そんな場所だからこそ今までだれ一人成し遂げたことのない川下りを成功させようと、3名の冒険野郎がカヌーでの川下りに挑みます。途中の急流を見事にカヌーで下っていくのですが…。
ついにはメンバーのうち一人がカヌーで下っている途中でワニにやられてこの旅は終了するのです。

エベレストの山頂から、下界の海をめがけてパラグライダーで下るという冒険に成功した人の映像もありました。たまたま風のあまりきつくない天候に恵まれたこともあってか、エベレストに一番近い空港近辺へ降りていくのに、なんとたったの45分。難所を数々通過しながら危険と向かいあいつつ山を徒歩で降りるより、今後はパラグライダーで降りることを選ぶひとも増えるのでは??なんて、ジョークを飛ばしつつこの映画は成功に終わりました。

冬のエベレスト登頂に挑む映画もあり、1月31日、マイナス51度Fのテントの中で恐ろしく寒く、寒く、寒くて。。「ちくしょー俺はいったいここでなにしてんだ!」と何度も叫びます。結局この冬の登頂は中間地点で引き返すことになり。。最後まであまり救われることのない気分のまま終了します。

これらの映画をここにつらつらと書いた目的は、別に映画を単純に紹介したかったからではないのです。胸のすくような素晴らしいシーン、アクション、すっごーい!!ワオ!の連続ではあるのですが、最終的にこういう大冒険は、ひとつ間違うと大事故、大けが、死亡事故にもつながるようなことばかりで、まさに厳冬期のエベレストの山頂で、いったいなにしてんだろ?と自分で考えるようなことは、他の人々の目からも「あの人すっごいけど、頭もちょっといかれてるわ」といわれかねないような内容でもあり…。だからこそワオ!であり、すっごいし、かっこいいのでもあるのであります。

すべての映画をみての(冒険野郎にはけしてなれない私としての)率直な感想は、『大自然には勝てないけど、こういう大自然の脅威を前にして、人間って、実にいろんなこと考えるんだなあ…。いろんな形でなんとか制服してやろうと考えるんやなあ…ということ。
それがあまりにも行きすぎだと、「あいつはすっごいけど、ちょっどぎりぎり(危ない)だね」といわれてしまうのだろうなあ…。と思うのでした。

客観的にかいてつまらなくしてしまったのなら申し訳ないですが、単純にこの映画たち、とても面白かったです。
日本ではたぶん今年の秋に上映されるのでは?

興味のある人はぜひ!
[PR]



by tinbraun2 | 2012-01-25 05:59 | しぜん

自然度たっぷりのアメリカモンタナの大地で起こるいろんな発見をお伝えしていきます
by tin2
プロフィールを見る
画像一覧

フォロー中のブログ

最新のトラックバック

思い出のクリスマス
from Anything Story

検索

ファン

ブログジャンル

画像一覧