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ところ変われば?!

モンタナ ジャズフェスティバル 

ミュージカルに引き続き、今度はジャズのフェスティバルにいってきました。
フェスティバルというので、私のイメージは『神戸ジャズストリート』みたいに、いろんなグループが一気にやってきて、いろんな演奏をするといったお祭りのようなものだったのですが、どうやらちょっと雰囲気は違います。
コンサート自体は19時からはじまったのですが、その前にフリーで18時から子供たちの演奏もあるとか…。少し早めにいってみると、12-14歳くらいの子供たちが正装し、多くのワインを片手に談笑する大人たちの前でジャズ演奏を繰り広げていました。
モンタナ ジャズフェスティバル _d0122331_3141361.jpg

その後、19時からは司会とともに、奨学金を受け取ることになった高校生2名の紹介。それにつづいてMSU(モンタナ州立大学)の学生のバンド演奏。

それがおわったあとから、本格的なプロの演奏が始まったのでした。
プロの演奏はもちろんのことではありますが、子供たちの演奏にもMSUの演奏にも、とても暖かい拍手がおくられていました。会場は大人が多くを占めていましたが、中にはまだ小学生程度の子供の姿もちらほら…。演奏がすべて終わった時間は10時をまわっていたのですが、そのプロの演奏に魅せられたかのように、上気した顔で帰っていく姿がみられました。

あとからきちんとしらべてみたところ、この演奏会自体、NPOによる運営で、Jazzの若手普及と、若い才能育成を目指して15年前からここの地で始まったコンサートだったのでありました。
午前中には将来のJazzパフォーマーを目指す子供たちのプロによる指導(ワークショップ)などもあり、この日にやってきたプロたちも、そのワークショップに参加していたようでした。

日本ではジャズのコンサートに行ったりしても、子供の姿を見かけることはめったにないのですが、こちらの学校では授業でジャズがあったりして、ジャズ演奏にあこがれる子供たちも多いようです。さすがジャズ発祥の地、アメリカであるなあと思いつつ、こういうフェスティバルというのも、とてもよいなあと思ったのでした。

ちなみにこの日のプロ Paquito D’Rivera Quintetの演奏すばらしく。
このグループの長、Paquito自体がキューバで神童とよばれ、17歳で大学を卒業してしまったような人物。その後政治不安でアメリカに亡命した、ちょっと複雑な経歴もあったりする人であることがわかりました。 彼のクラリネットは、特にピアノとのセッションが最高でした。
興味のある方は一度おしらべくださいませ。



by tinbraun2 | 2007-11-05 03:14 | せいかつ

自然度たっぷりのアメリカモンタナの大地で起こるいろんな発見をお伝えしていきます
by tin2

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