ところ変われば?!

入学式とモンテッソーリ

8月28日はこちらの高校等の始業の日。子ザル君がこの秋から通うことになった学校もその日が初登校でした。
あんなに小さいとおもっていた子ザルも、もうすぐ6歳。日本ならば小学1年生です。こちらアメリカの公立小学校では、子ザル君の年の子供たちは、申込みをした人々のみ、公立小学校に付帯しているkindergardenに入ることができるようになり、もしこのクラスにいくならば、そのまま1年生をスタートすることができるシステムです。…とかいたのですが、私はこのkindergardenがずっと意味不明でした。日本ではkindergardenといえば幼稚園のことです。なのにアメリカでは、これは学校になり、preschool とは違うというのです。
いずれにしてもこちらは8年生、9年生といった言い方で、日本のように小学校と中学校と、学校は途中で移動するにも関わらず、通して学年を数えていくので、kindergardenといっても、やはり日本のイメージでは小学1年生的なイメージのあるものなのかもしれません。大きな違いはこちらではkindergarden は申込みをした人のみ、義務教育ではないというところ。

我が家も子ザルくんを公立の小学校に入れるべく、申込みをしていたのですが、この夏に行かせた私立の学校(モンテッソーリ式)の施設の雰囲気や先生の雰囲気にずいぶん感心して、公立学校をやめて私立に通わせることになったのですが、彼は夏の学期をかよったとはいえ、新入生としての扱いで、その2日前から模擬クラスとして午前中2日間がありました。実は親に対してもオリエンテーションがあって、先生から親たちも、モンテッソーリとはなんぞやといった講義がありました。
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ちなみに公立の学校は一足遅いスタートで、子ザル君が正式に授業をスタートした28日がオリエンテーションの日。はたしてこちらの学校にいっていたらばいったいどんな内容だったのであろうというのは少し興味があるところであったのでしたが…。

こちらの学校は、入るときは実に気合が入らないシステム。
つまり、どんなに新入学だろうが、儀式は全くありません。突然その日からふつうにクラスがはじまるのです。
子ザル君は夏にこの学校にすでに通っていたので、施設もよくわかっているし、先生も知っている人が一部いるし、ロッカー等も大体同じ場所なので、緊張感がなく(いえ、、少しくらいあったのかもしれないのですけど…)儀式もないので余計にふつうにはじまりました。
そこが子供にとっては変な緊張がないのでいいような気もすれば、何か将来この日が重要な日であったという思いをもって記憶するのだろうか?といえばそういう気持ちは決して抱かないであろうとしか思えないくらい普通に始まりました。新しく公立にいってたら、入学式がなくとも少しは違う気分だったのかもしれないのですけど。

なんでこの話を長たらしく書いているかといえば、やっぱりなんだか入学式とか終業式って、経験してきた自分からすれば、何か一つの新しいことが始まる!というどきどきと緊張といろんなものがまじりあった気分があって、親としてもなにか感じるところもあるし、私としてはあったほうがよいなあと思ったからでありますが。。
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でも子ザル君は、親から今日からkindergardenだよと何度もきかされ、おまけに日本の祖父母と携帯のスカイプでブロードキャスティングしながら初登校をしたこともあって、少しは何か違うことが始まるのかなとは思っていたようではあります。

とにかくその日は入学式はなくとも初登校の記念の一日だから写真に残しておこうとおもっていたらば、帰りのお迎えの時間はものすごいストームで、ヒョウまでふってきて写真を断念。翌日の写真と相成りました。
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さて、話が長くなるのでありますが、このモンテッソーリ式というのはイタリアのローマでモンテッソーリ女史が始めた教育システムです。初めて聞いたこのシステムを、もう少し理解しようと、かつて本を読んだことがあるのですが、今この場所でこれを語り始めると長くなるので興味がある人は図書館ででも本を読んでみてくださいませ。

とりあえずこの教育は学校として黒板があり、みんなが机をならべて教科書を開くといったシステムではなく、子供たちはその場に用意されているいろんな教育用アイテム(これはモンテッソーリさんがこどもは指先をつかうことで多くを学んでいくということから考えだしたいろんなアイテムで、レゴ等のおもちゃはすべてこういうモンテッソーリ式思想に基づいて作られたおもちゃなのだそうです)が教室のロッカーにしまってあります。 子供たちはそれを先生に「今日はこれをやりたい」と意思表示をし、もしそれが初めてやるものであれば先生はそれを最初どのようにやるか、子供の前でやって見せ、その後は子供が助けを求める、もしくは困ってしまって立ち往生していれば「てつだいましょうか?」と声をかけ、こどもが手伝ってといえば手伝う、手伝ってといわないならば子供の意志を尊重してそのままにする、そしてこどもがうまくやれてもうまくやれなくてもそれはそれで終わり、子供に片付けをうながし、ロッカーに戻すまでを行うといった形で進んでいきます。先生は教室に3人。1人は全体の時間の管理等をする人で、どの先生も子供の進捗状況を常にノートにつけていくそうです。
いったいロッカーにしまわれているアイテムとはいったい何なのか?といえば、実にそれは様々のようで、
毎日聞くと子ザル君はちがったことをやっています。それもけして同じアイテムを同じ時間にやっている生徒はいないんだそうです。
先日彼にやったことを聞くと、片方の器に入っている水を別の容器にスポンジを使って移し替えるといった作業や、ほそいパイプとパイプをコネクターでつないでいって、何かの形を作る作業、先日持ち帰ったのはアルファベットブックでしたが、このアルファベットは、最初から何かバケツの中にこれらの文字が書いたカードがあって、それを取り出してはみて書くといったもので、全部で8つくらいのことばを練習して冊子をつくることまでおこなって終わりといったもので、これも子ザル君が自ら進んで選んだアクティビティだったそうです。
スポンジやパイプは非常に細かな作業を行うことができる練習になるのだろうなと思います。
ほかに学校ではリサイクルのこと、世界にはいろんな人々がいて、みんな違っているのは当たり前で、お互いを尊重しましょうといった平和についての授業にも力を入れているそうです。教室に入る前の壁にはいろんなお知らせがはってあるのですが、卵の殻をオーブンで焼いて持ってきてくれませんか?
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というものがあって、いったい何にするのかと思いきゃ、学校では鶏やヤギ等を飼っているのですけど、卵の殻は鶏の餌にするそうで、子供たちがその持ち込まれた殻を細かくすりつぶして、動物にあげるまでの作業を行うようです。学校の一角に、ウサギのえさ、鶏の餌等書かれた小さなバケツがあって、ウサギの餌のバケツにはその日子供たちが食べたらしいバナナの皮等がリサイクルされるべく入っていました。
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また、先生は今、子供たちが先生が他の子供で忙しいときに、「先生きいてきいてきいて!!」と大声でいわないように、先生に声をかける時のマナーも教えていて、それを家庭でも同じようにやりましょうという先生からのお手紙もおいてあったりして、ほんとこちらもいろんな意味でこの学校に感心しているのでした。
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by tinbraun2 | 2013-09-01 19:09 | 新生活?!

自然度たっぷりのアメリカモンタナの大地で起こるいろんな発見をお伝えしていきます
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