BANFF
バンフマウンテンフィルムフェスティバルが金曜土曜2日続きであり、みてきました。
これは山や自然がテーマの冒険ドキュメンタリー映画の作品集です。毎年カナダのバンフにて10月に開催される映画のコンクールで最優秀作品などの受賞作品が毎年各国を巡回しています。去年もボーズマンで開催された作品の中には、日本の映画も混じっていたそうですが、今年はアメリカとカナダの作品が主流を占めていました。調べてみると、日本でも最近毎年のように各地で開催されているようですので、興味のある人はいってみられたらどうでしょう?(情報はコチラ⇒http://www.banff.jp/)
とりあえず山や川などを舞台にスキー、スノボー、マウンテンバイク、パラグライダー、カヤック、スラックライン…などなど、数々の冒険が繰り広げられるのですが。
なかでもスラックライン(つまりは綱渡りなのですけど)の冒険野郎は、日本のバラエティいでも紹介されたことがある人らしく、映画のひとこまに日本のテレビ映像も少し流れて爆笑していました。高い山のてっぺんとてっぺんをつないで、命綱もつけずにその間を素っ裸で渡りきるという彼の技はほんとうにすっごい!!の一言に尽きるし、まさに映画の中でもいわれていたのですが「彼には恐怖心が全くない」様子。
しかしながらこういう人は落ちてしんだら「ああ、やっぱり、最後はそういうことになるとおもった」といわれるタイプの人なのです。
アフリカのナイル川のコンゴ周辺流域は岩も露出し急流で、途中カバに遭遇したり、ワニがいたり…と、野生動物の宝庫であるアフリカでは、そんな危険もはらんでいるのですが、そんな場所だからこそ今までだれ一人成し遂げたことのない川下りを成功させようと、3名の冒険野郎がカヌーでの川下りに挑みます。途中の急流を見事にカヌーで下っていくのですが…。
ついにはメンバーのうち一人がカヌーで下っている途中でワニにやられてこの旅は終了するのです。
エベレストの山頂から、下界の海をめがけてパラグライダーで下るという冒険に成功した人の映像もありました。たまたま風のあまりきつくない天候に恵まれたこともあってか、エベレストに一番近い空港近辺へ降りていくのに、なんとたったの45分。難所を数々通過しながら危険と向かいあいつつ山を徒歩で降りるより、今後はパラグライダーで降りることを選ぶひとも増えるのでは??なんて、ジョークを飛ばしつつこの映画は成功に終わりました。
冬のエベレスト登頂に挑む映画もあり、1月31日、マイナス51度Fのテントの中で恐ろしく寒く、寒く、寒くて。。「ちくしょー俺はいったいここでなにしてんだ!」と何度も叫びます。結局この冬の登頂は中間地点で引き返すことになり。。最後まであまり救われることのない気分のまま終了します。
これらの映画をここにつらつらと書いた目的は、別に映画を単純に紹介したかったからではないのです。胸のすくような素晴らしいシーン、アクション、すっごーい!!ワオ!の連続ではあるのですが、最終的にこういう大冒険は、ひとつ間違うと大事故、大けが、死亡事故にもつながるようなことばかりで、まさに厳冬期のエベレストの山頂で、いったいなにしてんだろ?と自分で考えるようなことは、他の人々の目からも「あの人すっごいけど、頭もちょっといかれてるわ」といわれかねないような内容でもあり…。だからこそワオ!であり、すっごいし、かっこいいのでもあるのであります。
すべての映画をみての(冒険野郎にはけしてなれない私としての)率直な感想は、『大自然には勝てないけど、こういう大自然の脅威を前にして、人間って、実にいろんなこと考えるんだなあ…。いろんな形でなんとか制服してやろうと考えるんやなあ…ということ。
それがあまりにも行きすぎだと、「あいつはすっごいけど、ちょっどぎりぎり(危ない)だね」といわれてしまうのだろうなあ…。と思うのでした。
客観的にかいてつまらなくしてしまったのなら申し訳ないですが、単純にこの映画たち、とても面白かったです。
日本ではたぶん今年の秋に上映されるのでは?
興味のある人はぜひ!
これは山や自然がテーマの冒険ドキュメンタリー映画の作品集です。毎年カナダのバンフにて10月に開催される映画のコンクールで最優秀作品などの受賞作品が毎年各国を巡回しています。去年もボーズマンで開催された作品の中には、日本の映画も混じっていたそうですが、今年はアメリカとカナダの作品が主流を占めていました。調べてみると、日本でも最近毎年のように各地で開催されているようですので、興味のある人はいってみられたらどうでしょう?(情報はコチラ⇒http://www.banff.jp/)
とりあえず山や川などを舞台にスキー、スノボー、マウンテンバイク、パラグライダー、カヤック、スラックライン…などなど、数々の冒険が繰り広げられるのですが。
なかでもスラックライン(つまりは綱渡りなのですけど)の冒険野郎は、日本のバラエティいでも紹介されたことがある人らしく、映画のひとこまに日本のテレビ映像も少し流れて爆笑していました。高い山のてっぺんとてっぺんをつないで、命綱もつけずにその間を素っ裸で渡りきるという彼の技はほんとうにすっごい!!の一言に尽きるし、まさに映画の中でもいわれていたのですが「彼には恐怖心が全くない」様子。
しかしながらこういう人は落ちてしんだら「ああ、やっぱり、最後はそういうことになるとおもった」といわれるタイプの人なのです。
アフリカのナイル川のコンゴ周辺流域は岩も露出し急流で、途中カバに遭遇したり、ワニがいたり…と、野生動物の宝庫であるアフリカでは、そんな危険もはらんでいるのですが、そんな場所だからこそ今までだれ一人成し遂げたことのない川下りを成功させようと、3名の冒険野郎がカヌーでの川下りに挑みます。途中の急流を見事にカヌーで下っていくのですが…。
ついにはメンバーのうち一人がカヌーで下っている途中でワニにやられてこの旅は終了するのです。
エベレストの山頂から、下界の海をめがけてパラグライダーで下るという冒険に成功した人の映像もありました。たまたま風のあまりきつくない天候に恵まれたこともあってか、エベレストに一番近い空港近辺へ降りていくのに、なんとたったの45分。難所を数々通過しながら危険と向かいあいつつ山を徒歩で降りるより、今後はパラグライダーで降りることを選ぶひとも増えるのでは??なんて、ジョークを飛ばしつつこの映画は成功に終わりました。
冬のエベレスト登頂に挑む映画もあり、1月31日、マイナス51度Fのテントの中で恐ろしく寒く、寒く、寒くて。。「ちくしょー俺はいったいここでなにしてんだ!」と何度も叫びます。結局この冬の登頂は中間地点で引き返すことになり。。最後まであまり救われることのない気分のまま終了します。
これらの映画をここにつらつらと書いた目的は、別に映画を単純に紹介したかったからではないのです。胸のすくような素晴らしいシーン、アクション、すっごーい!!ワオ!の連続ではあるのですが、最終的にこういう大冒険は、ひとつ間違うと大事故、大けが、死亡事故にもつながるようなことばかりで、まさに厳冬期のエベレストの山頂で、いったいなにしてんだろ?と自分で考えるようなことは、他の人々の目からも「あの人すっごいけど、頭もちょっといかれてるわ」といわれかねないような内容でもあり…。だからこそワオ!であり、すっごいし、かっこいいのでもあるのであります。
すべての映画をみての(冒険野郎にはけしてなれない私としての)率直な感想は、『大自然には勝てないけど、こういう大自然の脅威を前にして、人間って、実にいろんなこと考えるんだなあ…。いろんな形でなんとか制服してやろうと考えるんやなあ…ということ。
それがあまりにも行きすぎだと、「あいつはすっごいけど、ちょっどぎりぎり(危ない)だね」といわれてしまうのだろうなあ…。と思うのでした。
客観的にかいてつまらなくしてしまったのなら申し訳ないですが、単純にこの映画たち、とても面白かったです。
日本ではたぶん今年の秋に上映されるのでは?
興味のある人はぜひ!
by tinbraun2
| 2012-01-25 05:59
| しぜん
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