アメリカのクリスマス
旦那の実家、オハイオでクリスマスを過ごしています…というか、クリスマスがおわりました。
その前から、日本ではあまり味わうことのないクリスマスを実感しつつの日々。
少しずつ書けばよかったのですけど、なんとなく書く気持ちを持てないまま日々が過ぎてしまったので、少し小刻みにまとめてみました。
① クリスマスカラー
お義母さんに誘っていただいて、パイプオルガンコンサートに出かけました。まだ時差ボケ状態のピンボケ頭だったので教会のパイプオルガンのような重厚な音楽コンサートじゃなくて、クリスマスの気軽なコンサートでまだよかった。ちなみにこのパイプオルガンは教会用のものではなくて、コンサートホール用のもの。日本にもあるのかしらん?私はホールミュージック専用のオルガンというのを初めて見ました。このオルガンはずいぶん古くて、ボランティアの人がお金と労力をはらってきれいにしたので、今年そのお目見えコンサートができるのだとか。
そのコンサートに出かけて驚いたのが、みんな全員いい合わせたように赤と黒の服を着てること。子ども中にはトナカイのツノの飾り物をつけた人やサンタの帽子をかぶってる子供も。最初はみんなコンサートのスタッフかと思いましたが、このクリスマスの時期、このような会に出かけるときは結構みんなふつうに赤と黒でコーディネートするようで。赤と緑じゃないのか…。と少し不思議ではありましたが。ネクタイにもツリーの模様やサンタの模様。セーターにはトナカイがついているものなど、結構だれでもがクリスマスの雰囲気一色なのです。このコンサートはちなみにクリスマスよりも約2週間前に行われたものなのですけどね。
②なぜか電車
クリスマスの飾りつけというと、ツリーとか屋外の電飾とかが思い浮かびますが、実は家の外、ツリーやリースだけではなくて、ほんとのいろんな種類の飾りつけがあるものです。旦那の実家は、お義母さんがそのオーナメントのコレクター。到着したときにはすでに部屋の中はクリスマスの飾りですべての部屋が彩られて、まるでおもちゃやに来たのかと見まがうほどでした。
子ザル君はその中でも特に電車の飾りが気になってしょうがない様子。特に子ザル君を待って出したトナカイ列車サンタ列車は、線路を上をかわいらしく走りだし、子ザル君も大歓声。
ところが、このクリスマスの飾りの中で、別にサンタもトナカイも関係ない、普通の電車を走らせていたりするようなのです。これは単なる好みの問題かと思いきやそうではなくて、クリスマスのころに模型の電車を走らせることにひとつの伝統的な意味合いがあるようで、旦那の実家だけでなく、屋外のいろんな場所でも特別に電車を走らせて、それをみに来る子供たちもたくさんいる様子。
もちろん単に電車だけでなく、電車の周囲には雪の風景やクリスマスの風景などが彩りを添えている、クリスマス列車ではあるようなのですが。
なんでクリスマスに列車なのか?それはよくわからないのでした。
③くるみ割り人形(バレー観劇)
日本でもひそかに?行われている、クリスマス行事の一つ、バレー観劇はここアメリカでは欠かせない年中行事の一つのようです。お義母さんにきけば、この毎年の行事を約30年以上欠かしたことがないとか。それほどこの行事は当たりまえ。いけば本当に数多くの家族が、おしゃれをして劇場に来ています。毎年のくるみ割り人形、コスチュームや振付等少しずつ変わり、それが去年に比べてどうだったこうだった、ここがよかったあそこは前のほうがよかったなど、批評できるのは、毎年欠かさず見ている人たちだからこそ。
私も数年前、おなじオハイオのシンシナティバレーによるくるみ割り人形を見た記憶がありますが、その時も、日本とは違った、子供だらけのバレー観劇と、子供だましではない演出に感嘆したことを覚えています。
今年は子ザル君も着物をきてでかけ、バレーが始まる少し前に、バレリーナと並んでとっても緊張して写真を撮りました。
日本のくるみ割りには出かけたことがないのですけど、日本でここまでといっていいほど小さな子供や家族で埋め尽くされた会場に出会うことはないのではないでしょうか。子ザル君もお話を事前に絵本などで勉強していたおかげでよりたのしくバレーの中身を理解した様子。楽しかった面白かった!を連発していました。彼にとっては初めてのバレーは高尚なものではなく、楽しいものとして記憶に残ったようです。
④トナカイの餌
写真を撮り忘れたのですけれど、23日もしくは24日の夜に、トナカイが我が家に来るように、餌をまくそうです。小さいジップロックの中身はカラフルな丸いシリアルなど…。さすがアメリカ、トナカイもシリアルを食べる様子。これを玄関の外にまいておくと、月明かりに照らされて銀色に光り、トナカイの目印になってトナカイがやってくるとか。我が家は24日にプレゼントを開けたので(これは早すぎるわけではないそうで・・人間の都合なのか、人の集まる24日に開けることが多いそうです)トナカイの餌を23日の朝にまきました。
いくらで売ってるのかしりませんが、きちんと餌についての説明書きがついたシールがついたものでありました。
⑤クリスマスミサ
お義父さんが信者なのでお願いして特別に一緒に教会のミサに出かけました。一番混雑するのは24日の夜のミサだとかで、私たちが訪れたときには人も分散して(というのもあさからもう3回目のミサだったのです)椅子につくこともできました。
祭壇は美しくポインセチアで飾られて、当日はクリスマス音楽として私たちがよく知っているものがほとんど謳われました。司教様はイエスが誕生した日としてクリスマスを祝いました。そうそう、日本では忘れられがちですが、これがクリスマスの語源なのですから。。こちらでは、キリスト教信者でない人々のことを意識して、メリークリスマスを使わず、ハッピーホリデーを使う場合っも増えているようです。
子供たちにとってはサンタやトナカイたちからプレゼントをもらえる貴重な、わくわくする日ですが、ほんとのところは、こういう宗教的な行事なのであるのは、私たち日本の年末行事と同じことなのでありました。
その前から、日本ではあまり味わうことのないクリスマスを実感しつつの日々。
少しずつ書けばよかったのですけど、なんとなく書く気持ちを持てないまま日々が過ぎてしまったので、少し小刻みにまとめてみました。
① クリスマスカラー
お義母さんに誘っていただいて、パイプオルガンコンサートに出かけました。まだ時差ボケ状態のピンボケ頭だったので教会のパイプオルガンのような重厚な音楽コンサートじゃなくて、クリスマスの気軽なコンサートでまだよかった。ちなみにこのパイプオルガンは教会用のものではなくて、コンサートホール用のもの。日本にもあるのかしらん?私はホールミュージック専用のオルガンというのを初めて見ました。このオルガンはずいぶん古くて、ボランティアの人がお金と労力をはらってきれいにしたので、今年そのお目見えコンサートができるのだとか。
そのコンサートに出かけて驚いたのが、みんな全員いい合わせたように赤と黒の服を着てること。子ども中にはトナカイのツノの飾り物をつけた人やサンタの帽子をかぶってる子供も。最初はみんなコンサートのスタッフかと思いましたが、このクリスマスの時期、このような会に出かけるときは結構みんなふつうに赤と黒でコーディネートするようで。赤と緑じゃないのか…。と少し不思議ではありましたが。ネクタイにもツリーの模様やサンタの模様。セーターにはトナカイがついているものなど、結構だれでもがクリスマスの雰囲気一色なのです。このコンサートはちなみにクリスマスよりも約2週間前に行われたものなのですけどね。
②なぜか電車
クリスマスの飾りつけというと、ツリーとか屋外の電飾とかが思い浮かびますが、実は家の外、ツリーやリースだけではなくて、ほんとのいろんな種類の飾りつけがあるものです。旦那の実家は、お義母さんがそのオーナメントのコレクター。到着したときにはすでに部屋の中はクリスマスの飾りですべての部屋が彩られて、まるでおもちゃやに来たのかと見まがうほどでした。
なんでクリスマスに列車なのか?それはよくわからないのでした。
③くるみ割り人形(バレー観劇)
日本でもひそかに?行われている、クリスマス行事の一つ、バレー観劇はここアメリカでは欠かせない年中行事の一つのようです。お義母さんにきけば、この毎年の行事を約30年以上欠かしたことがないとか。それほどこの行事は当たりまえ。いけば本当に数多くの家族が、おしゃれをして劇場に来ています。毎年のくるみ割り人形、コスチュームや振付等少しずつ変わり、それが去年に比べてどうだったこうだった、ここがよかったあそこは前のほうがよかったなど、批評できるのは、毎年欠かさず見ている人たちだからこそ。
私も数年前、おなじオハイオのシンシナティバレーによるくるみ割り人形を見た記憶がありますが、その時も、日本とは違った、子供だらけのバレー観劇と、子供だましではない演出に感嘆したことを覚えています。
今年は子ザル君も着物をきてでかけ、バレーが始まる少し前に、バレリーナと並んでとっても緊張して写真を撮りました。
④トナカイの餌
写真を撮り忘れたのですけれど、23日もしくは24日の夜に、トナカイが我が家に来るように、餌をまくそうです。小さいジップロックの中身はカラフルな丸いシリアルなど…。さすがアメリカ、トナカイもシリアルを食べる様子。これを玄関の外にまいておくと、月明かりに照らされて銀色に光り、トナカイの目印になってトナカイがやってくるとか。我が家は24日にプレゼントを開けたので(これは早すぎるわけではないそうで・・人間の都合なのか、人の集まる24日に開けることが多いそうです)トナカイの餌を23日の朝にまきました。
いくらで売ってるのかしりませんが、きちんと餌についての説明書きがついたシールがついたものでありました。
⑤クリスマスミサ
お義父さんが信者なのでお願いして特別に一緒に教会のミサに出かけました。一番混雑するのは24日の夜のミサだとかで、私たちが訪れたときには人も分散して(というのもあさからもう3回目のミサだったのです)椅子につくこともできました。
祭壇は美しくポインセチアで飾られて、当日はクリスマス音楽として私たちがよく知っているものがほとんど謳われました。司教様はイエスが誕生した日としてクリスマスを祝いました。そうそう、日本では忘れられがちですが、これがクリスマスの語源なのですから。。こちらでは、キリスト教信者でない人々のことを意識して、メリークリスマスを使わず、ハッピーホリデーを使う場合っも増えているようです。
子供たちにとってはサンタやトナカイたちからプレゼントをもらえる貴重な、わくわくする日ですが、ほんとのところは、こういう宗教的な行事なのであるのは、私たち日本の年末行事と同じことなのでありました。
by tinbraun2
| 2011-12-29 02:12
| 文化考
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