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ところ変われば?!

納屋のある風景

先日義理の父が訪れて納屋の修理をしているという話に少しふれたかと思いますが、そういえば日本では『納屋』というものがないのが普通なのでは?と思い当りました。
つまりこれはいたってモンタナらしい話題なのではと。

長年の風雨にさらされて朽ち果てていた壁は新しい柱と壁を取り付けてずいぶんとしっかりしたのですが、義理の父は納屋の修理を最後までできないのが残念だといいつつ、最後の壁塗りを残して戻っていきました。
かわりに義理の母がやってきて、壁を塗るなら手伝いますよという話。

数日間今よりもっと晴れてお天気の続いたころ、納屋の色の塗り替えを行いました。

その際、「壁の色を何にしますか」と聞かれて、当たり前のように答えたのが赤色。
いえ、別に私が赤色が好きだからではなくて、なんだか納屋は赤なのが当然な気がしたからです。
赤いといっても少しワインレッドに近い赤色ですけど。

で、そう答えたときに「なんでかわからないけど、納屋は赤色のイメージなんです」というと、「それが一番典型的な納屋の色ですからね」といわれました。

バーン(納屋)レッドという言い方があるくらい、納屋は赤色が昔からよくつかわれた色だそうで。
私自身は気付かないうちに、あらゆる赤色の納屋の風景を記憶していたようで。

バーンの形もこちらでは(一番典型的な形)というものがあるようで、この納屋がずいぶん痛んで古くなってしまっても、その納屋の姿形がきれいなので、できるかぎり取り壊さずにそのまま修理してつかったりしているところもあるようです。

近所にも、この納屋を修復して活用してカヌーやさんなどを営んでいる『バーン』という名の店もあるくらいで。

きょうたまたま、てづくりドーナツのお店で1つドーナツを食べたのですが、そのお店の棚に、少し本がならんでいて、本の中にはバーンについてかいた本もありました。

きっと色や形をみたら年代や歴史がわかるような、バーンにも建築の歴史があるのでしょうね。

わが家の納屋は赤く塗りなおされて、緑の芝生に赤いアクセントを添えています。

納屋のある風景_d0122331_14404638.jpg




by tinbraun2 | 2010-07-07 18:10 | せいかつ

自然度たっぷりのアメリカモンタナの大地で起こるいろんな発見をお伝えしていきます
by tin2

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