貝の島 サニベル
こちらにすむようになってだんだん普通になってしまって、ブログにならないままにしているような事柄も、最近多々あるような気がしますが、よく考えれば普通でないこといろいろ。
もうすこしがんばらねばならぬと思いつつ、4月のフロリダをとりあえずこの記事で最後にして、別の最近のいろいろに着手したいと思う今日。気が付けばもう7月にもなり、明日はフォースオブジュライ…つまり独立記念日で、あちこち花火やさんが道路わきに店開きをして、夜になると、花火を打ち上げる音があちこちで聞こえてきます。…というのに今朝なんかダウンジャケットを着込むほどの寒さに一瞬戻り、今年の夏はモンタナらしい?涼しい夏を迎えています。
さて、そんなモンタナから一路南へとくだり、再びフロリダに話は戻ります。
みなさんはサニベル島って聞いたことがありますか?
実は私はフロリダ旅行にいくことにしたとき初めてしったのですが。
メキシコ湾からの海流が直接この島に当たることから、世界の中でも一番多種多様な貝が流れ着くことで有名で、リゾート地というだけでなく、生態的な意味からも非常に貴重な場所で、この島を研究した本が数多く出版されています。
フロリダ半島からサニベル島に渡るのにお金が必要なこともあり、サニベル島を堪能するにはこの島で宿泊するのが一番なのですが、ホテルはほとんどなく、ほぼすべてが別荘、コンドミニアムなどになっています。
私たちは運よくサニベル島のビーチから歩いて数分の距離にあるコンドミニアムを借りることができました。
ビーチを見ると、海岸は実に白く輝いているのですが、これは砂ではなくて、すべて打ち寄せられた貝殻なのでした。
ビーチでは多くの人々が寝そべって日焼けしつつ本を読んだり、海の波で遊んだり、砂浜をほって遊んだりというのが一番普通の光景ですが、ここサニベルではほとんどの人々が腰をかがめて何かをひろう姿が普通です。というのも、頑張ってさぐれば実にいろんな色、形の美しい貝殻を自分のものにすることができるので、それを探すのがひとつの目的だからです。
私たちも最初はただ海岸べりで腰をかがめて貝殻をひろっていたのですが、やはり形が美しくて大きい貝は先に拾われているのか見つけ出しにくく、海岸べりに甘んじていてはもの珍しい貝を探り出すことはできないようだということで、干潮の時間を調べたうえで再度貝の発掘に臨んだのでした。
最終的にわかったのは引き潮の時間に、それも海の少し中の方にはいって、まずは足の先のセンサーで触れる貝の大きさや形を探り出し、これぞというものを探り当てたときに腰をかがめて砂に埋もれた貝を掘り出すというのが一番見目美しい貝殻を見つけ出す方法のようでした。
この方法で一番美しい貝を探り当てたのは我が家のコザル君でした。彼はこの貝探しに夢中になり、いままで海の波がこわくてあまり水の中に入りたがらなかったのに、引き潮とはいえ、次第に水が満ち、波が大きくなり、日もおちて水温がどんどん下がり震えているのにもかかわらず、肩までどっぷり海水に浸りつつ「あったあった!いいのがあった!」と、貝をつぎつぎ拾い続けたのでした。
サニベル島ではフロリダ旅行の中で一番長い時間をすごしたのですが、もっとのんびり滞在して、貝探しにあけくれてもきっと退屈しなかったであろうと思うのでした。
また、この旅の中でもう1つの初めて体験として、コザル君を乗せて自転車で半日すごしました。
日本もこういう点をぜひ見習うべきだと思ったのが、レンタル自転車の種類の豊富さです。
というのも、すでに最初から後部座席に子どもが座ることのできるタイプのもの、大人が後ろの車を牽引して走ることのできるものなど、いろんな自転車をレンタルしています。
日本ではレンタル自転車といえば、大体大人もしくはせめて子ども向け自転車まで。赤ちゃん連れの家族までを想定したものはみたことがありません。
家族で旅行する人を迎えるなら、こういう配慮が必要なのであろうと思ったのでありました。
ちなみに、コザル君は後部座席で最初緊張しながら乗っていたのですが、緊張がとけて楽しそうにしていたしばらくのあと、ヘルメットをがっくりたれてたまに横に大きく揺れつつ眠りはじめ、これはいかん、落ちては危険だということで、ヘルメットと座席とをくくりつけ、さらには日焼けで大変にならぬよう顔からつま先までタオルを巻きつけたので、周囲の人々からは、いったい後部座席になにが乗せられているのであろう?というミイラのような状態になったのでありました。
でも本人はその後、自転車が楽しかったといっておりました。
旅といえば食も欠かせませんが、サニベル島にはピノキオとかいうアイスクリームやさんがあり、(島内には他にもモンタナにもあるアイスチェーン店もあるのですが、)せっかくなら地域のアイスをたべようと、出向いて食べてみたのですが、これがなかなか美味しかったのですけれど、これが後日談でありますが、ナショナルジオグラフィックの記事の中で、世界だったかアメリカ全国だったかで、ナンバーワンのトラベルアイスクリームスポットに輝いていた場所であったということがわかったのでした。
やっぱり旅先ではいろんなところに訪れていろいろ試してみるのがよいようで。
サニベルで拾ってきた貝を、今どんな風にアレンジして飾ろうかと、考慮中であります。
…さて、やっと4月のフロリダを書き終えたので次回からはモンタナの話にもどります。
写真はまたまた後日添付します。長文ご容赦くださいませ。
もうすこしがんばらねばならぬと思いつつ、4月のフロリダをとりあえずこの記事で最後にして、別の最近のいろいろに着手したいと思う今日。気が付けばもう7月にもなり、明日はフォースオブジュライ…つまり独立記念日で、あちこち花火やさんが道路わきに店開きをして、夜になると、花火を打ち上げる音があちこちで聞こえてきます。…というのに今朝なんかダウンジャケットを着込むほどの寒さに一瞬戻り、今年の夏はモンタナらしい?涼しい夏を迎えています。
さて、そんなモンタナから一路南へとくだり、再びフロリダに話は戻ります。
みなさんはサニベル島って聞いたことがありますか?
実は私はフロリダ旅行にいくことにしたとき初めてしったのですが。
メキシコ湾からの海流が直接この島に当たることから、世界の中でも一番多種多様な貝が流れ着くことで有名で、リゾート地というだけでなく、生態的な意味からも非常に貴重な場所で、この島を研究した本が数多く出版されています。
フロリダ半島からサニベル島に渡るのにお金が必要なこともあり、サニベル島を堪能するにはこの島で宿泊するのが一番なのですが、ホテルはほとんどなく、ほぼすべてが別荘、コンドミニアムなどになっています。
私たちは運よくサニベル島のビーチから歩いて数分の距離にあるコンドミニアムを借りることができました。
ビーチを見ると、海岸は実に白く輝いているのですが、これは砂ではなくて、すべて打ち寄せられた貝殻なのでした。
ビーチでは多くの人々が寝そべって日焼けしつつ本を読んだり、海の波で遊んだり、砂浜をほって遊んだりというのが一番普通の光景ですが、ここサニベルではほとんどの人々が腰をかがめて何かをひろう姿が普通です。というのも、頑張ってさぐれば実にいろんな色、形の美しい貝殻を自分のものにすることができるので、それを探すのがひとつの目的だからです。
私たちも最初はただ海岸べりで腰をかがめて貝殻をひろっていたのですが、やはり形が美しくて大きい貝は先に拾われているのか見つけ出しにくく、海岸べりに甘んじていてはもの珍しい貝を探り出すことはできないようだということで、干潮の時間を調べたうえで再度貝の発掘に臨んだのでした。
最終的にわかったのは引き潮の時間に、それも海の少し中の方にはいって、まずは足の先のセンサーで触れる貝の大きさや形を探り出し、これぞというものを探り当てたときに腰をかがめて砂に埋もれた貝を掘り出すというのが一番見目美しい貝殻を見つけ出す方法のようでした。
この方法で一番美しい貝を探り当てたのは我が家のコザル君でした。彼はこの貝探しに夢中になり、いままで海の波がこわくてあまり水の中に入りたがらなかったのに、引き潮とはいえ、次第に水が満ち、波が大きくなり、日もおちて水温がどんどん下がり震えているのにもかかわらず、肩までどっぷり海水に浸りつつ「あったあった!いいのがあった!」と、貝をつぎつぎ拾い続けたのでした。
サニベル島ではフロリダ旅行の中で一番長い時間をすごしたのですが、もっとのんびり滞在して、貝探しにあけくれてもきっと退屈しなかったであろうと思うのでした。
また、この旅の中でもう1つの初めて体験として、コザル君を乗せて自転車で半日すごしました。
日本もこういう点をぜひ見習うべきだと思ったのが、レンタル自転車の種類の豊富さです。
というのも、すでに最初から後部座席に子どもが座ることのできるタイプのもの、大人が後ろの車を牽引して走ることのできるものなど、いろんな自転車をレンタルしています。
日本ではレンタル自転車といえば、大体大人もしくはせめて子ども向け自転車まで。赤ちゃん連れの家族までを想定したものはみたことがありません。
家族で旅行する人を迎えるなら、こういう配慮が必要なのであろうと思ったのでありました。
ちなみに、コザル君は後部座席で最初緊張しながら乗っていたのですが、緊張がとけて楽しそうにしていたしばらくのあと、ヘルメットをがっくりたれてたまに横に大きく揺れつつ眠りはじめ、これはいかん、落ちては危険だということで、ヘルメットと座席とをくくりつけ、さらには日焼けで大変にならぬよう顔からつま先までタオルを巻きつけたので、周囲の人々からは、いったい後部座席になにが乗せられているのであろう?というミイラのような状態になったのでありました。
でも本人はその後、自転車が楽しかったといっておりました。
旅といえば食も欠かせませんが、サニベル島にはピノキオとかいうアイスクリームやさんがあり、(島内には他にもモンタナにもあるアイスチェーン店もあるのですが、)せっかくなら地域のアイスをたべようと、出向いて食べてみたのですが、これがなかなか美味しかったのですけれど、これが後日談でありますが、ナショナルジオグラフィックの記事の中で、世界だったかアメリカ全国だったかで、ナンバーワンのトラベルアイスクリームスポットに輝いていた場所であったということがわかったのでした。
やっぱり旅先ではいろんなところに訪れていろいろ試してみるのがよいようで。
サニベルで拾ってきた貝を、今どんな風にアレンジして飾ろうかと、考慮中であります。
…さて、やっと4月のフロリダを書き終えたので次回からはモンタナの話にもどります。
写真はまたまた後日添付します。長文ご容赦くださいませ。
by tinbraun2
| 2010-07-04 17:31
| 旅行
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