モンテッソリー式授業参観
オオカミの話等を継続して書いていくつもりだったのですが、そればかりもつまらないので、今回は全く別の話。
以前も書いたかもしれませんが、モンテッソリー式の学校の授業参観について。
早いもので、コザルも、次第にコザルではなく、ワカザルになってきました。そのワカザルもこの学校を今年の6月に卒業します。この授業参観も、これが最後だったかもと今になって思いつつ。いままでの授業参観は、「ペアレンツナイト」という名前で、ほんとの授業時間ではなく、両親が参加しやすい6時ごろからスタート。日本と一番違うのは、ここの授業参観は、子供が、自分が普段どんな授業を受けているのかを説明するということ。ペアレンツナイトの時は、子供が普段行っている授業の中で、国語でも算数でも社会でもなんでも説明したいことを決めてテーブルでその授業内容をセットし、当日参加した子供たちの両親たちは各テーブルをめぐっていき、子供たちのいろいろな説明を聞くというものでした。子供たちがどれだけ理解しているのか、子供が聞かれることにただ答えるのではなく、説明することで、親も子供がどれだけ理解しているかがよく伝わる気がしました。
ただ、今回実施されたのはペアレンツナイトではなく、ごく普通の時間に両親が参観するという形態。つまり、ふつうの時間帯に30分ずつの参観タイムを設け、親がそれに登録し、その時間に出かけて行って、自分の子供の説明だけを聞くというもの。ちょっと簡易化された気はしますが、ペアレンツナイトとは別で、普段の子供たちの様子を知る事はできるのかもしれません。
さて、今回息子が披露したのはアルジブラと英語ではいわれるもの。実は以前からアルジブラってなんであろうか?と思っていながら調べてみたことがなかったのですが、つまりは代数ということだそうで。で、代数ってなんだったっけ?ということすら忘れている私ではありますが、つまりはxをつかった式のことなのです。私たちが学校でxを使った式を習う場合、たとえば下の式の場合どうするでしょう?
5x+3=2x+6
この式を見ると、自分だったら、xをまとめて整数をまとめます。
5x―2x=6-3
3x=3
X=1
これは、式だけで習った人がやる方式で、これがもうふつうである場合は大した問題もないように思われるのですが、久々にこんな式を見ると、何でお互いをまとめるときに、マイナスするのだろうということが急に不思議に思われたりしました。(ネットで調べると、これを移項といい、プラスのものを、移動するときはマイナスに、マイナスのものはプラスにするという決まりがあるようです)。
さて、面白いのはここから。この代数を学ぶとき、息子はビジュアル化した教材を使っていました。
それはちょうどチェスのボードのような雰囲気で、なんだかゲーム感覚で、xに対しての畏怖が少し緩和されるような(笑…私のような数学嫌いしか感じないことかもしれないですが)。
①はかりの上はつりあわないといけない。
②xの文字はキッスチョコレートのような形の駒と同じ意味
②x(キッスチョコ)同志は同じ数だけとってもいい
③xのない数字同志も同じ数だけとってもいい。
このイメージを頭の中においてゲームのように行うと、xをまとめるために=をまたいで左に持っていったり右に持って行ったりという移項を行わず、反対にそのはかりの上から駒を取り去るという作業が行われることになります。
x+2+2x+3=4x
▲+2+▲▲+3=▲▲▲▲
▲+2+▲▲+3=▲▲▲▲ (▲は取り去ることができる駒)
2+3=▲
5=▲
これを私が習ったようにxだけでまとめて計算すると…
3x+5=4x
あれ?3xから4xをひくとマイナスになってしまう?
あ、でも5を右に移動すると-5だから結局xは5になるのか。。(わかりにくい!!)
どうでしょう?左から右に数字やxをあちこち移動させ、そのたびにプラスをマイナスにしたり、マイナスをプラスにするよりよほど簡単ではないでしょうか?
なんて画期的!
私も中学の時にこういう風に習っていれば数学が嫌いにならなかったかも??
なお、小学5年生で代数をやっていることに、少々驚いたのです。だって日本ではまだやっていないでしょう? 日本がやっている算数に比べてまだまだ遅れてるという感覚があったのですが、反対に日本ではやってないことを先にやっていたりもするようです。
目からウロコの授業参観でありました。
国際オオカミセンター
ビーバーとオオカミのかかわりあい
赤ずきんちゃん伝説は本物?
先日簡単に触れたオオカミシンポジウム、会場は大会場から小会場まで7か所にわかれ、3日にわたり21か国の人々により、ポスター発表も含めて100件以上の発表があったので、もちろん全部を見ること等到底できませんでした。そこで、たまたま見ることができたものの一つに、先日お知らせしたトンプソンの発表もあったのですが、
お久しぶりです
以前の記事
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2015年 11月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 08月
2014年 02月
2013年 12月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月